gabriyolly新作 ハンカチ

山﨑正樹、澁谷摩耶を中心に結成した異分野クリエイターユニット
「gabriyolly」の新作ハンカチが完成しました。

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今回はありえない形の猫をテーマにした
impossible catシリーズです。
gabriyollyらしい表現が光る一味違った猫柄は
猫好きの方はもちろんのこと、
元気な色味は贈り物にしたくなる1枚です。

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・三角形の猫(Jimmy Boy)によるトリコロール柄。

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・一見すると水玉だけど、よく見たら猫の柄。弾むボールのようなイメージです。

オンラインストアでもお買い求めいただけます。
Jimmy Boyハンカチ
bounce ballハンカチ

■gabriyolly
山﨑正樹、澁谷摩耶を中心に結成した異分野クリエイターユニット。
様々な分野をリンクさせて新たな表現の模索を行っている。
由来となった「がぶり寄り」は相撲技。
「どんどんがぶり寄って行こう!」という心意気がユニット名に。
www.gabriyolly.jp

KITTE 4th Anniverasry アサノスタンプ キッテハンカチ先行発売

H TOKYO丸の内店は3月21日に4周年を迎えます。

その4周年を記念して作られたその名も「キッテハンカチ」。
アサノスタンプが生み出したこのハンカチは、
世界各国の様々な切手がコラージュされて並んでいます。
切手ひとつひとつのデザインをじっくりご覧ください。

asanostamp

丸の内店にて3月17日より先行発売です。
4月中旬頃よりH TOKYO各店でも販売開始予定です。

アサノスタンプ
世界の使用済切手をテーマ別に構成し、ポストカードなどのアートワークを行う。
三鷹市を拠点に、メンバーは社長、従業員1号、2号、3号の4名で構成される。
http://asanostamp.seesaa.net

村田善子 新作ハンカチ

村田善子さんの展示に合わせて
新作のハンカチが登場しました。

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「こんなふうに回ってみたい」というタイトルがついた
このハンカチは、まさに村田さんの世界がぎゅっとつまっていて
村田さんの中での『女』が描かれています。
春の花のような黄色も大変きれいな色です。

この春に持ちたい1枚に仕上がりました。
展示開始の24日より、展示会場、H TOKYO各店、オンラインショップで
お買い求めいただけます。

オンラインショップ→

お尻01

展示もぜひ合わせてご覧ください。
村田さんの世界がはじめての方も
きっとファンになってしまうことと思います。

http://yoshiko123.jp

『女の私』村田善子個展
2017.3/24-29
11:00-19:00 (最終日は17時まで)
HB Gallery
http://hbgallery.com

STANDARD HANDKERCHIEF FAIR 3.1-3.12

3月がはじまり、まだ寒い日がありますが
植物も芽吹きだし、いよいよ春も近づいていますね。

画像E1

新生活に向けて、新しいハンカチを選んでみては
いかがでしょうか?
ハンカチはそこまで見えないからこそ少し遊んでみたり、
洋服に合わせて色を選んでみたり
毎日にほんの少し彩を加えられるアイテムに
なるのではないかと思います。

中でもスタンダードなシリーズは
フォーマルにもカジュアルにも使えて
1枚持っておくととても便利です。
そんなハンカチをたくさん取り揃えています。

また、ハンカチは持ち歩くからこそ
お守りになってくれることもあるかもしれません。

もともとH TOKYOの「H」にはギリシャ神話の神「Hermes」の
意味もこめられています。
Hermesは仕事の神様と言われています。
就活もはじまるこの季節
ハンカチが少しでもお守りになれば嬉しいです。

ハンカチの他、三宿店・京都店では
この期間特別に「ネクタイ専門店 giraffe」のネクタイが並びます。
遊び心のあるネクタイはいつもとちがう春を迎えられそうな気がします。
新生活のアイテムにこちらもおすすめです。
http://giraffe-tie.com

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その他にもデザイン事務所「PORT」のMEMO-GENも。
MEMO-GENはタテ7文字、ヨコ20行 計140文字の原稿用紙メモ帳です。
俳句や川柳の五・七・五、短歌の五・七・五・七・ 七という古来より続く日本の定型詩から、
現代文法とも言える「Twitter」の制限文字数(140字)まで対応をさせています。
ちょっとしたメモもこんな用紙でもらえたら嬉しいですよね。
http://port.vc

ぜひこの春のアイテムを探しにいらしてください。

期間:3.1-3.12
場所:H TOKYO 三宿店、丸の内店、京都店
※giraffeネクタイは三宿店・京都店のみです。

3月展開店舗のお知らせ

3月の期間限定で展開する店舗のお知らせです。

卒業や入学など、新しい環境に
飛び込むことが多くなる春。
新生活を始める前に
新しいハンカチを選んでみませんか?

お近くの展開店舗でもぜひご覧ください。

[期間限定]

広島
・広島三越 3.8-14 H TOKYOハンカチ、swimmieハンカチ

群馬
・高崎高島屋 3.15-28 H TOKYOハンカチ

東京
・阪急メンズ東京 3.22-4.4 H TOKYOハンカチ   

私の好きなハンカチ 後編

一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、
ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、
お伺いしていきます。

21人目はswimmieのディレクションを担当する亀山薫さんです。
銀座店が1周年を迎えるにあたって
ハンカチへの想いを聞いてみました。
好きなハンカチの話からswimmieディレクターとして
またクリエイターとしての考え方など様々な
側面から話を聞くことができました。
前編後編に分けてお届けします。
後編はH TOKYOで働き始めたころのことや
swimmieのディレクターとしての話などをお届けします。

A-2

—H TOKYOのハンカチを知ったきっかけはなんですか?

2009年に紹介で週2日、働き始めたことですね。
もうすぐ丸8年になります。
働くようになってからはすごくハンカチを
意識するようになりました。
それまでも生地そのものに興味がありましたし、
四角い仲間でいうと、スカーフが一番好きでしたね。
母が昔使っていたものをもらったり、
古着屋さんとかでもよく買っていました。

K
※オープン当初の三宿店

—ハンカチ屋で働くことに対してはどうでしたか?

ハンカチ屋のバイトがあるよって紹介してもらった時に
「え?ハンカチ屋?!ハンカチだけなの??」と思いましたし、
ハンカチ屋と聞いて初めにイメージしたのはなぜか駄菓子屋的な感じでした 笑
暇なのかな…とも正直思いましたが、
実際はやる事がたくさんで一日があっという間でしたね。
布も好きでしたし、刺繍をしたり、
自分の制作にも近い部分があったのでとても興味がありました。
あとは入って3回目で一人でお店を任されてびっくりしました 笑
一人でお店を任されるという経験がなかったので
不安でもありましたし、衝撃でしたね。
はじめはすごく緊張していたことを覚えています。
自分の活動は家やアトリエで引きこもって制作をしていたこともあり、
働きはじめてからは本当に楽しくて、
仕事なんですが、ある意味息抜きのような感覚がありました。

—ご自身でもito*melという屋号で活動されていらっしゃいますが、
生地は昔から好きだったのですか?

はじめるまでは今ほどには意識はしていなかったと思います。
自分のブランドでは「生地を使う」というよりも
「生地を編んで作る」ということをしていたので
どうやって作られるのだろう?というところには
すごく興味がありましたね。
他にもビーズや革、ニットなどを使用しているのですが
生地はバッグの裏地のように補強のために使ったり、
テープ状にして糸として編むのに使っていましたね。
でも裏地も素敵だといいなと思って
いろいろな生地をよく見るようになりました。

—ハンカチは何枚お持ちですか?

数えてみたら130枚以上ありました!
引き出し1段にびっちり収まっています。
ほぼH TOKYOとswimmieのハンカチです。
仕事の道具っていうのも違うんですけど
でも自分で実際に使って、
経年変化を確かめたいということもありますしね。
もう素材がなくて二度と作れないとか言われてしまうと
やっぱりついつい気になって買ってしまいますね 笑
この調子でこれからまたどんどん増えていきますよね。

—すごい数ですね!
でも先ほどもお話していただいたように
勉強や資料っていうところもありますよね?

そうですね。
コレクションみたいなところもあるかもしれませんね。

—swimmieを立ち上げたのが2014年の6月ですよね?
どういった形でスタートしたのですか?

2013年にレディースメインのハンカチを
スタートさせたいという話がオーナーからあり、
まずはito*melとしてハンカチの柄を
描きませんか?というのが始まりでした。
その後、依頼をさせていただく作家さんのセレクトや
コンセプトを考えたり、デザインをしたりといったディレクションを
お願いできないかというお話もいただきました。
2014年の初めくらいに本格的にスタートしたような感じです。
その頃はすでに新潟に住んでおり、
販売の仕事はお休みをさせていただいていたのですが、
こんなカタチで携ることができるなんて思ってもいなかったので、
お話をいたただけて本当にうれしかったですね。

—コンセプトは亀山さんが考えたものですか?

そうですね。
どんなイメージのブランドにするかというところも提案させていただきました。
H TOKYOというメンズメインのブランドがすでにある中で、
同じくハンカチの新しいラインだったので
同じでは意味がないですし、別の角度から考えていきました。
「男性」と「女性」ということを考えたときに
「女性」ってなんだろう?と思って
たどり着いたのが「水」でした。

—「水」ですか?

はい。
水は気体、液体、固体と条件によって姿が変わりますよね。
でも本質は変わらない。
女性も一人の人間という本質は変わらないまでも、あらゆる面で姿を変えます。
その流動的な(フレキシブルな)ところが女性らしさなのではと考えました。
娘、妻、母、いち社会人…ときどき男よりも男だったり
男性もそうかもしれませんが、より女性の方がそれを強く感じます。
このコンセプトは自分の中でもすんなり出てきたように思います。
「swimmie(スイミー)」というブランドの名前を決めたのはオーナーです。

—どうしてswimmieだったのですか?

水の「スイ」と「三態」で「スイミー」です。
よく間違えられますが、魚のスイミーとは関係ないです 笑

—その後6月にお披露目したんですね?

まずは展示場所が世田谷ものづくり学校に決まって
すごく広い場所だったので、50柄は必要だ!ってなりました 笑
その展示をするときには12作家さんにお願いして
一緒に作っていただきました。
swimmieのオリジナルデザインのハンカチの展開は
この展示が終わってからスタートしました。

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M
N02
※ものづくり学校での展示の様子

—そこから催事などで展開をしていきましたね。

二子玉川の高島屋に始まり、新宿ルミネ、
あとは短期間で池袋パルコや、立川ルミネなど
転々としていました。
それでようやく2016年3月31日に
東急プラザ銀座のオープンと共にお店をスタートさせました。

O

—お店はオーナーやマネージャーと
話をしながら作っていった感じですか?

そうですね。
お店のデザインをしていただいたgift_labの後藤さんにも
大変お世話になりました。
小さなお店ですし、とにかくハンカチが目立つように
シンプルな作りにできればと思いました。
あとはH TOKYOのお店との差別化ができることと
シンプルながら何か面白い仕掛けができればと思いました。
「水」というコンセプトを伝えられるようにもしたかったので
光の反射を使って水の揺ぎを壁に映しました。
本当は水が流れたりできたらよかったですけど むずかしいですしね 笑
ものづくり学校での展示から飼っていたメダカたちも活躍してくれて
スイスイと泳いでくれると揺らいでとっても綺麗なんです。
大事な演出スタッフたちですね!
子供たちもどんどん生まれているようです。

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—ito*melとしてもハンカチの柄を作っていますよね?
デザインの発想はどんなところからきているんですか?

「ことば」の入ったハンカチシリーズは、
ito*melで「かばんのなか」というシリーズのバッグを作っているのですが、
バッグの中ってかなりパーソナルなものだと思うんですよね。
いろいろなモノや感情のカケラが入っていたりして、
小さな宇宙だなって思ったんです。
「バッグの中をみせて」なんて簡単にはいってはいけないような…
そんなパーソナルな場所だからこそ
ふとしたときに我に返れるような、落ち着く場所なのかも知れないって思って
バッグをのぞいたときにその人にしかわからないような
その人にとってのおまじない的な「ことば」を入れたいなと考え、
詩人のしおいりあさこさんに「ことば」をお願いしました。

ハンカチもそのシリーズの延長で、
前編でお話したようなパーソナルなものではあるし、
いままでたくさんのハンカチに触れてきた中で、
swimmieらしさが出るような、私らしいハンカチってと考えた1つです。

私自身は絵が上手ではないことにコンプレックスを持っているのですが、
でも色や絵の具が滲んだ曖昧さが好きなので
色をおいてくるという気持ちで作っていきました。
ハンカチの言葉はバッグの時もお願いしたしおいりさんに
swimmieのコンセプトをお伝えして、
「ハンカチに書いてあったらいいなと思う言葉を書いて」
とお願いして何案かいただきました。
そのswimmieのコンセプトをすごく素敵な言葉で
表現してくださっていた詩があったので
もともとはハンカチに入る予定の詩だったのですが
コンセプト文に使わせてもらったんです。

もうひとつは四角ではないハンカチを作りたくて
2種類のお皿柄を考えました。
裏にはお皿の刻印をまねたスタンプもつけています。
お食事の際に膝に敷いて、食べこぼしをしたとしても
「ほら、お皿の上だから大丈夫よ」っていう、
通称「おそそハンカチ」 笑
こちらはランチョンマットやテーブルセンターとして
使ってくださる方も多いですね。

それと、フレンチヘムにタッセルが角についているハンカチも作りました。
タッセルはito*melでの代表作でもあるので、私らしいかなと。
今は在庫がないのですが、もう一度作れたらなと思っています。

P

—ディレクターとしてswimmieの今後の方向を
どう思っていますか?

swimmieをはじめたときのコンセプトと変わらず
H TOKYOがスタンダードなら
swimmieはフレキシブルというのがテーマですね。
お互いいい意味でのライバルとして
色々な方向からハンカチの提案が
できたらいいなと思っています。
トイレには今ハンドドライヤーやペーパータオルがありますし、
ハンカチの必要性はさらに減ってくるかもしれません。
でもハンカチを持つことって日本人らしいなって思うんです。
だからハンカチを好きになってくれたり
使ってくれる人が増えるようなハンカチを作れたらなと思います。
昔の縫製技術も素晴らしいので残していきたいですし、
どんどん紹介したいです。
ものづくりをしている以上そういったことに
少しでも貢献したいです。

—ハンカチを広げていきたいですね。

そうですね。
「ハンカチ持った?」という文化を広げ直せたらいいなと思います。
私が幼い頃は「ハンカチ落としゲーム」というゲームもあったくらいなので、
だれもがいつも持っているとても身近なものだったはずですよね。
自分がハンカチをそれほど必要としていなかった側から
今ではハンカチなしではいられない生活になって
少しはハンカチと共に大人に成長できたかなという気持ちになるんですよね 笑
そもそも基本に戻ったというか。
きちんとハンカチを持っている人を見ると
清潔感があるな、素敵だなって思いますし。
ただ縫われた小さな四角い布なんですけど
ずっとずっと残っていくといいなと思っています。
残すためには私たちが提案をしていかなければですよね。
ハンカチは手を拭くだけって誰が決めたの?って思いますし。

—ハンカチに対する思い出はありますか?

それはここでハンカチに携っている8年すべてです!
ハンカチのことを考えない日はないですし
ハンカチを通してご縁があった方もたくさんいらっしゃいます。
憧れていた作家さんもたくさんお会いでき、
一緒に仕事をさせていただく事もできました。
今の自分を作っているというか。
きっと「あぁ、ハンカチの人ね」って覚えてくれている
人も多いと思うのですべてが思い出ですね。
ちょっと重いですよね 笑

—一緒に働いていますが、発見のあるお話を
たくさん伺うとことが出来ました。
これからもハンカチを広げるべく
一緒に頑張れたらと思います。
ありがとうございました。

亀山薫(亀山める)
swimmieディレクター。
また、ito*melを屋号とし、ニット、タッセル、ビーズ織、ペイントなど
様々な手法を用いて、日常の身近な景色や思い描いたイメージを
アクセサリーで表現し制作している。
instagram:swimmie_note

私の好きなハンカチ 前編

一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、
ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、
お伺いしていきます。

21人目はswimmieのディレクションを担当する亀山薫さんです。
銀座店が1周年を迎えるにあたって
ハンカチへの想いを聞いてみました。
好きなハンカチの話からswimmieディレクターとして
またクリエイターとしての考え方など様々な
側面から話を聞くことができました。
前編後編に分けてお届けします。
まずは好きなハンカチについてのお話です。
ぜひお楽しみください。

A-2

—お持ちいただいたハンカチの好きなところ、
オススメのポイントは何ですか?

swimmieのハンカチはどれも好きなのですが、
その中でどれかを選んでしまうとひいきみたいになってしまうので 笑
今回はswimmieではないハンカチをあえて選んできました。
まずは私がH TOKYOに入って初めて買った
リネンのハンドロール(手巻き)のハンカチです。
タグのロゴも以前のものです。
初めてお店に来た時は今みたいに
デザイナーさんのプリントのハンカチはあまりなかったんです。

—シャツ生地がたくさん並んでいたんですね。

そうですね。
少しずつデザイナーさんとつくるハンカチが
始まったくらいの時でした。
柄物はリバティー※の生地やヴィンテージの生地が
多かったですね。
その中で目に留まったのがこのストライプのハンカチでした。

※イギリスにあるリバティ社の生地ブランドです。
さらりとした薄手のコットン生地にレトロで多色使いの小花柄をプリントしたものが代表的です。

B

—亀山さんが持っているハンカチにはストライプが
多いと思うのですが、もともとストライプは好きだったのですか?

そうですね。
取り置きしているのはストライプのハンカチばかりですよね 笑
今日は記念にお気に入りと色違いの
ミントグリーンのハンカチを買って帰りますね。
お洋服でストライプは数枚しか持っていないのですが、
太めのストライプをみるとグッとくるんですよね。
ハンカチなら持てるというので惹かれるのかもしれません。
チェックはあまり私には似合わない気がして。
太いストライプの「生地」自体が好きなんだと思います。
あとは女性ものは花柄などの柄物が多いハンカチの中で
シンプルなストライプのハンカチが珍しかったのかもしれないですね。
今では普通なんですけど。
それと、素材感も大きなポイントですね。

C

—そのハンカチは入ってすぐ買ったということは
もう8年使っているということなんですね。

そうです!
リネンって10年後が美しいって言われているので、
今育ててる途中です。
頻繁に使っているわけではないですけど
やっぱり柔らかくなっていますし
吸水性も使い勝手も感触もいいので
自然と手がのびてしまいます。

—こちらのプリントハンカチは
Able Art Companyさんのものですね。

これは本当に「すごいなあ」と思った1枚です。
デザインはどこまでしているんですか?
(インタビュアー岡崎がデザインを担当しました)

—-文字を選んでレイアウトすることはしましたが、ほぼほぼそのままです。
文字のかたまりひとつひとつが作品でした。色も変えていません。

そうなんですね。
即、取り置きをして購入しました。
これは食いしん坊の私にはもうなんというか
最高だ!って思ったし
自分にはこういうのはできないないし、さすがだなと
思った1枚です。
あと、今日は岡崎さんに会うので選びました。

AAC

—ありがとうございます!嬉しいです。
でも生地感もだいぶ柔らかくなっていますね。
サテンの生地ってこんなになるんだって思いました。

確かにそうですね 笑
でもおかげでかなり使いやすくなっています。
もうこれも7年前くらいですもんね。
今は新潟に住んでいるのですが、出張や旅行で出かける機会も多く、
少なくとも滞在日数×2枚はハンカチを持ってきています。
なので5日滞在する思ったら10枚以上は準備して、
トラベルバッグに入れていきます。
これが本当に便利で、スーツケースの中にはいくつも入っていますね。

TB

—1日必ず2枚は持っているんですか?

はい。出かける時は必ず2,3枚です!
まず膝かけ用です。ごはんを食べる時は絶対に膝にかけます。
それと実用的に汗を拭いたり手を拭いたりするハンカチです。
あとはアレルギーで急に鼻水とくしゃみが止まらなくになることがあるので、
鼻と口をおさえるのに使います。
そうなるとそのおさえたハンカチで
手を拭いたり、膝にかけたりはしたくないので
2,3枚は必ず持つようにしているんですよね。
2枚あったら本当に安心します。
1枚でも持っていないとかなり不安なので
ハンカチを忘れてしまったら買います 笑

—2枚あるとより安心ということなんですね。

そうです。
「出かける時には2枚は持つもの」と
今では私の中の基本になってしまいました。
あとは毎日2枚持てるほどハンカチをたくさん持っている
ということもあります 笑
だからこそいろいろなハンカチを使いたいという気持ちもありますね。

—見せハンカチの要素もありますが、
実用的な部分でももう1枚が役立つこともあるんですね。

そうですね。swimmieでは3枚持ちを推奨しています。
1枚目は実用的なハンカチ、
2枚目は見せハンカチ、
3枚目は差し出す用のハンカチです。
3枚目は必需品ではないですが、
常に他の誰かを思いやることができる
心のゆとりを持っていたいという気持ちの表れかなとも思います。
なかなか誰かに差し出す場面はないかもしれませんが
そういう時がおとずれた時に
さっと出せるようにしておきたいなと思います。
でもトイレに行った時に手を洗って
ハンカチで拭いていると
姉が当然のように手を差し出してくるので
そういう時は自分が使ったハンカチを
そのまま渡しちゃいますけどね 笑
これでいいのかなあとは思いますが。まあそこは姉妹なので。
それだけ仲がいいってことでもありますよね。

—確かにそうですね。
やっぱりハンカチってかなりパーソナルなものでもありますもんね。

本当にそうです。
間接キスくらいのレベルですよね 笑
もしかするとそのハンカチで
私が何をしたか…なんてわからないのに
「貸りていい?」って思ってくれるのって
親しい仲でかつ信頼があるからなのかなと、
そこに距離の近さを感じますよね。

—ハンカチの貸し借りってちょっと特別ですね。
そう思うとハンカチって他のツールとも何か違う
特別なものに思えてきます。
その日のハンカチはどのように選ぶのですか?

着る服を選ぶ時に一緒に選んだり、
打ち合わせや展示を見に行くときはその作家さんのハンカチを
持って行ったりします。
「あの人に会うから2日目はこのハンカチ」とか
「ごはんを食べに行くからこれとこれ」とか
そんな風に予定から選んでいます。

—それは素敵な選び方ですね。
私は結構フィーリングで選んでしまうので 笑

この出張があるという仕事のスタイルだから、
より考えるのかもしれません。
今日は白っぽい洋服なので汚れないように
差し色になるように、濃いめの赤のハンカチにしたり。
でも毎日外に出ていたらハンカチの選び方も
少し変わってくるのかもしれませんね。

—続いてのハンカチはお米柄ですか?

はい。
友人でイラストレーターの安原ちひろさんにいただきました。
私が「おむすびこ」という食のイベントをやっていたときに
『ハンカチ屋だし、おむすびこだし、これは
絶対かめちゃんに持っていてほしい』といって譲ってくれたんです。

D

—それはすごく嬉しいですね。
ハンカチを見て亀山さんを想ってくれたんですもんね。

そうなんです!嬉しかったです。
でも実はもったいなくてまだ1回も使えてません 笑
鑑賞用です。
タグが海苔になっているのも可愛いですよね。
いつかまた「おむすびこ」を開催する時が来たら
満を持して着物に合わせて使いたいと思います。
これはもう「わたし」ですね。

—こちらのハンカチはどんな思い出がありますか?

これは自分で購入した中で一番
古いハンカチだと思います。

—これはヴィヴィアンウエストウッドですか?
自分の思うヴィヴィアンのイメージより大人しく感じますね。

そう思います。これは18か19歳くらいの時に
買ったハンカチです。
時代はヴィヴィアンとか裏原宿の世界でした。
ヴィヴィアンのお洋服も持ってはいましたが
高価でなかなか買えなかったし、やっぱり憧れがありました。
その時に手軽に買えるものというところで買った思い出があります。
ツイル※の生地でピコ※が入ってていいですよね。

※ツイル・・織り目が斜めになっている綾織物のこと
※ピコ・・穴を開けながらかがる飾り縫製のこと

E
ハンカチとしてはあまり使っていなくて
首や頭に巻いたりして使っていました。

—18歳の頃と考えるとこのハンカチも長持ちですね。

そうですね。
ここ10数年くらいは引っ越しも多かったので
そのときに処分をしたり、譲ったりもしたのですが、
このハンカチは手元に残しておきたかったものですね。

—その頃の思い出とかもありますか?

実はあまりハンカチの思い出ってなくって…笑
でもハンカチとお弁当包みを兼用していた気がするんです。
それにハンカチというよりバンダナやスカーフをたくさん持っていました。
手触りというよりも配色や柄などの見た目で選んでいました。
もともと古着も好きなので
二度と手に入らないものとの出会いという感じで買うことが多かったです。
それとちょうどその頃、
海賊巻きみたいな感じで
バンダナを頭に巻くのが流行っていたんですよ 笑

—これは素敵な刺繍ですね。

H TOKYOに入ってハンカチを勉強していく中で
こういうスワトウ刺繍 ※というものがあることを知って購入しました。
この刺繍の細かさや柄によって値段が違うそうなんですが
これは5000円だったのですが、まだお手軽な方で、
50000円以上のものとかもあります。
でも自分の中でこれは「よしっ!」と思って
勉強のためにも…という理由をつけて購入しました。
大事に手で作られた特別なハンカチを持ってみたいという
気持ちもありました。

※中国三大刺繍の1つ。ヨーロッパの感性と
中国古来の技術が融合した芸術的な美しさを持つ刺繍。

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—本当にすごい刺繍ですね。

本当に美しいですよね。
5000円のハンカチって高いなとも思いますけど
でもこの仕事量を考えると逆に安いですよね。
結婚式など改まった席に行く時に使っています。
まさに「見せハンカチ」ですね。
4人姉弟なのですがその結婚式の時も持って行きました。
楽しい結婚式で、なかなか泣く場面はないんですけど
でも万が一に備えています 笑
姉の結婚式の時はH TOKYOのハンカチに
出席者それぞれの名前の刺繍を入れて
席札代わりに使わせていただきました。

—そうでした!使ってもらいましたよね。

実は今度は弟が結婚式をするのですが
その時もまた姉のときのようにしたいと
弟が言っているのでお世話になれればと思っています。

—家族にもハンカチをプレゼントしますか?

そうですね。
勤めはじめのころはよく
ハンカチを家族にもプレゼントしていました。
みんな今でも使ってくれていています。
お父さんにはリバティーの
ちょっと変な亀の柄のハンカチを贈ったんです。
これが入荷した時に私に買ってってことかな?と
思ったハンカチだったので 笑(苗字が亀山さんのため)
ちょうど父の還暦のお祝いだったので赤で名前の一文字「松」って入れて。
その時、母にはリバティーの花柄を、
姉弟にもそれぞれ刺繍を入れてプレゼントをしたと思います。

KAME-b

—こちらのハンカチは珍しいですね。

ニューヨークの蚤の市で出会った古いハンカチです。
でもこういう縫製って
今swimmieでお願いしている
日本の縫製屋さんがもともと得意とされてた縫製で、
昔は輸出も多かったとお話を伺ったことがあるんです。
なので外国で買ったものではありますが
日本で作られた可能性もあるんじゃないかと思います。
アンティークなので出どころは定かではないですし
でもそういうのも素敵ですよね。
今ではなかなかないハンカチですし。

NY

—これはフレンチヘム※ですか?
※一時間に1ー2枚しか縫えない額縁のように縫われたもの
写真左

そうですね。swimmieやH TOKYOで扱っているのとは少し違いますが、
これは結構薄くて小さいハンカチですよね。
たぶん、実用というよりは見せハンカチだったんだろうなと思います。
以前、縫製屋さんにお話を伺った時におっしゃっていたんですが
昔はプリントの技術がなかったので
そうなるとどれだけカットワークなどの縫製で魅せられるか、
遊べるかというところで、
小さな布に今とはまた違ったたくさんの技術が詰め込まれていたようです。
芸術品というか今のハンカチの使い方や立ち位置とはまたちょっと
違ったのかもしれないですね。
もう一度こういうハンカチがswimmieで作れたらいいなと思っているので、
資料のためにも趣味としても集めているところです。

—素敵ですね。ぜひ今の時代にもう一度見たいです。

そうですよね。
ハンカチは実用的なだけではなくていいのかなと思うんです。
そのハンカチを持っていることで気持ちがあがるというか。
昔のように着物を着て所作が柔らかいというわけではないですし、
パンツを履いて颯爽と歩く女性の美しさもあると思うのですが、
「膝に広げる」などのちょっとしたことが
日本人らしい女性らしさにも繋がるんじゃないかなと。
私はがさつな方なので
食事の時に膝にかけたりなどしていると
自然と身のこなしも女性らしくなり、
きちんとしているように見えるんじゃないかと思って 笑
あとはハンカチに関わるようになってからは
ないと本当に落ち着かなくなりました。
なので、一種の安定剤でもあります 笑

—これはどこのハンカチですか?

確かフィンランドとベルギーの蚤の市で買いました。
でもプリントもされているのでそこまで
古くはないのではないかと思います。
織りのある生地にプリントがされているんです。
こんなレトロシリーズが作れたら楽しそうだな!って考えている一つです。

FB

—手巻きのハンカチもあるんですね。すごく薄いですね!

そうなんです!薄いですよね。
それに比べるとH TOKYOやswimmieのハンカチは厚地に感じますよね。
これはどこで縫製していたのかなーとか
どこで売っていたんだろーとか
想像を膨らませるのも楽しいです。
外国に行ってもやっぱりハンカチを探してしまいます 笑

—サイズもかわいいサイズですね。

お店でも特にご年配の方には
「ハンカチが大きいですね」と
ご意見をいただくことがあるのですが、
私たちの中では45cmくらいを
スタンダードサイズとしていますが
昔はもっと小さくて、
いつの間にか実用的に大きくなっていったのかもしれないですね。

—これは懐かしい感じのするハンカチですね。

私もみなさまにインタビューする際に
「子供の時はどんなハンカチを使っていましたか?」と
伺うんですけど、
意外にみなさま、ちゃんとエピソードがあって驚いてしまうんです 笑
私は記憶がなくって・・・。
どうしようかなって思っていた時に
洗濯物でこれが干してあったんです!
初めて見るものでしたし、タイミング的にもとても驚きました。
これは祖母の文字なんですけど、
姉が幼いときに使っていたものなんじゃないかなと。
きっと私もこんな感じのハンカチを持っていたのではないかと思います。

I

—ハンカチのこだわりはありますか?

昔は単純に柄の好みで選んでいました。
基本H TOKYOで扱っている生地は
いい生地ばかりですし
その中でもたくさん見ているので
価格に対しての質や貴重性をさらにみるようになりました。
吸水性がいいとか肌触りや縫製の仕方とか。
ハンカチだったら一番はリネンが好きですね。
あまりアイロンをかけるのが好きじゃなくて
洗いざらしのふわふわ感が好きだったりするので
リネンはすごくいいです。

—好きなハンカチの使い方はありますか?

ハンカチを使ったアレンジはたくさんしますね。
好きな使い方とは少し違いますが、
安定剤なので、外出するときは必ず持っていくのですが、
歯医者さんに行くときはとくにですね。
お供というか戦友を念入りに選びますね。
今日は頼むよって感じで。
ハンカチを握りしめています 笑
今はティッシュをくれる歯医者さんも多いと思いますが、
歯医者さんに行く時は昔から「ハンカチを持って行きなさい」
って言われていましたよね。
あとは先日、親知らずを抜いたときに
ほっぺが信じられないくらい腫れてしまって重かったんです。
そのときに顎から頭の上の方にハンカチを巻いて支えに使っていました。
ギャグ漫画でみるようなこんな使い方を本当にするんだなって 笑

J

—ありがとうございました。
後半はH TOKYOで働きはじめたきっかけから
swimmieのディレクターとなり、現在までの話を聞きました。
ぜひお楽しみに。

KIDS HANDKERCHIEF FAIR 2.15-2.26

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お父さんの持ちものは格好よくて憧れる。
シャツ生地で、いわゆる大人の生地ですが子供の手や
ポケットにぴったりの小さめのハンカチ。

ちょっと背伸びして気恥ずかしいけどこの嬉しい気持ちはきっと忘れない。

これから卒園や入園、入学と節目を迎える子供への大切な贈り物にいかがですか?

〇いしいしんじ おはなしのかけらハンカチ

今日はどんなおはなしをしようかな?
そんな時のヒントになるハンカチです。
子供と一緒にお話を想像する楽しみと移動中に
おもちゃがなくても一緒に楽しめます。

http://old-fashioned.jp/?pid=110899302
http://old-fashioned.jp/?pid=110899408

〇GOOD BOY HANDKERCHIEF
よいハンカチをもった男の子は、きっとすてきな大人になる」 正しくきれいに折り畳むこと。
毎日もちあるくこと。自分のものを大事にすること。手を洗ったら、拭くこと。上質なものにふれること。
そういったことを普段の生活から身につけて、よい大人になってほしい。
そんな想いをこめた良質な生地、日本での丁寧な縫製のハンカチです。

http://old-fashioned.jp/?mode=cate&cbid=2053973&csid=14

期間:2.15-2.26
場所:H TOKYO 三宿店、丸の内店、京都店

MINAMI SHIRTS TRUNK SHOW Vol.7

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南シャツによるシャツのオーダー会を行います。
1着を丸縫いする職人が、
採寸から型紙作り、裁断、縫製、仕上げまでを
一貫して行ってシャツをお作りします。

7回目となる今回は南シャツと
H TOKYOのコラボレーションによる
シャツコート、シャツワンピースを展開します。

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26日はこちら2型のみの限定オーダー会となります。
もちろんこちらも採寸して
ぴったりの1着をお作りできます。

スタンダードにとどまらない進化する
南シャツの世界をお楽しみください。

シャツコート/シャツワンピース
¥28000+税

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25日:通常シャツオーダー会
【ご予約】 南シャツ→http://www.minami-shirts.com

26日:シャツコート&ワンピースオーダー会
※当日でも大丈夫です。お問い合わせは三宿店まで。

2017.2.25-26 / H TOKYO 三宿店

私の好きなハンカチ

一番好きなとっておきのハンカチ、つかいかた、思い出など、
ハンカチにまつわることを、H TOKYO/swimmieに関わる周辺のひとに、
お伺いしていきます。

20人目はswimmieでハンカチを作らせていただいている西山景子さんです。
西山さんは現在、ロンドン在住6年目。
テキスタイル/ファッションデザイナーとして活動をされていらっしゃいます。
日本にご帰国中のお忙しい中、インタビューさせていただき、
普段なかなかお伺いできない興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

毎回インタビューをさせていただくと、
その方のいろいろな面を垣間みることができて
それがとても魅力的でどんどんファンになってしまいます。
作品をつくる人が魅力的だからこそなんですよね。

ハンカチを通してのインタビューですが、
みなさまにも少しでもお伝えできるとうれしいです。

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—お持ちいただいたハンカチはどんなハンカチですか?

小学生くらいから使っていたハンカチです。
お弁当を持っていく機会が多かったので、
持ち物の一貫としてかわいいもの持っていきたいという
幼子心に母が応えてくれた物だと思います。
おもにお弁当包みとランチョンマットとして中高生くらいまで使っていました。

—GAPのものなんですね。ふわっとやわらかくて生地感もとてもいいですね。

GAPが日本に上陸したての頃に、子供服がかわいくて
手軽に購入できるということで結構見ていたんです。
母が百貨店に勤めていたこともあり、
子供ながらにいろいろな洋服に触れる機会が多かったんです。
「made in Italy」ってタグが付いてますね。GAPなのに 笑

b

—そうですね!アメリカかと思いきや…

これは特別なハンカチでしたね。
普段は小さなタオルハンカチを使っていました。

c

—今はどうですか?
日本に帰ってくると、タオル地が好きなのでそういうものを使っているのですが、
ロンドンにいると、ハンカチ使う機会がなくて持ち歩くことがないです。
気候的にも汗を掻くということはないですし…

—ロンドンの方はあまりハンカチを使われないのですか?

サラリーマン風の男性がハンカチで鼻をかんでいるイメージがありますね。
女性は…スカーフになってしまうかもですが、
バッグに結わえたりですとか、ファッション的な要素が多いですね。
どちらかというと男性の方がハンカチを使っているイメージがあります。
汗を掻くようなスポーツをするときはタオルを使いますし。
日本に戻ってくると、女性がハンカチを使っているのを見ることが多いので
そういうしなやかで上品なところを、日本人として忘れたくないなと思います。

—そうですね。今は日本でもお手洗いにドライヤーやペーパーがあったり、
レストランではナプキンがある場所が多いので、困らないですよね。
たしかにそういう細やかなところが日本人的な美しさを感じますよね。

—ちなみにハンカチは何枚お持ちですか?

数えたことはないのですが、たぶん10枚くらいですかね。
小さいころはもっと持っていました。
小さい頃は毎日持っていた記憶があります。

こういう話をすると暗い子…みたいな感じがするのですが 笑
ひとりっ子だったので、小さい頃は人見知りをすることもあって、
お友達ももちろんいたのですが、
たまにおウチが恋しくなって、寂しくなったりすると
家庭の匂いがするハンカチをかいでおウチを思い出したりしていました。
ハンカチをもっていると安心するというようなうっすらとした記憶があります。

—swimmie銀座店のオープニングの際に西山さんのご両親に
ご来店いただきましたが、おふたりともとてもおしゃれで素敵なご両親でした。
その際、西山さんのハンカチをご購入いただいたのですが、
お使いいただいていらっしゃいますか?

たぶんおめかしをして行ってくれたんですね 笑
ハンカチは使ってくれていると思います。
実家にはハンカチボックスがあって、
私と母はわりとタオル地のものが好きで共用しているのですが、
父は私たちとは別にかごバッグにメンズ用のハンカチを入れて、
その日の気分や洋服に合わせて選んでいるようです。

—やっぱりおしゃれですね!
西山さんは東京出身で都会っ子ですよね。
田舎育ちの私には想像がつかないのですが、どんな環境で育たれたんですか?

両親とも絵が好きで、どこかでかけるというと
美術館に連れていってもらうことが多かったです。
私が生まれる前に亡くなった祖父が画家だったのですが、
幼い頃に私の面倒を見てくれていた祖母や叔母からは
「あなたは画家になれるかもね」と褒められるのがうれしかったのもあって
不思議と絵を描く習慣がつきましたね。
自分は絵描きになると小さい頃はみんなに言っていたんです。

—そうなのですね!
そこからどんな風にファッションにも興味をもたれたのですか?

今でも覚えているんですが、
小学2年生のときに将来の夢を書く機会があって
そのときに友人に「絵描きさんは食べていけないよ」って
言われたんです 笑
それで、んんーと悩んで…
その時にクラスメイトで飛び抜けて周りの子とは違う
とてもおしゃれな子がいたんです。
輸入物の原色系のものとかも着ていて。
それと、小学生向けの雑誌のファッションページに
篠山紀信さんが撮影した写真が掲載されていたのをみて、
そういうことにどんどん影響されていくようになりました。
毎日学校に着ていく服を自分でコーディネートして行くようになって、
そうだ!デザイナーになろうって思ったんです。
今となっては、デザイナーも大変なのですが…笑

—小学生って結構現実的なところがありますよね…笑
でも、今実際に絵を描いてテキスタイルにして、
デザインをされていらっしゃって、
どちらの夢もかなっていらっしゃいますね!
どのようにファッションは学ばれたのですか?

女子美術大学のファッション造形科に進んだのですが、(今はない科だそうです)
そこでは染色、織りなどのテキスタイルから小物の制作までを一通り学び
アート寄りのコンセプト重視の作品をつくったりしていました。
どうしてその服をつくったのかということをとても求められました。
その中で図書館に通いつめてコンセプトから作り上げた経験があって、
そういった意味を込めた服を作りたい、
もっと突き詰めたいという思いが膨らみました。
ロンドンの学校に決めたのは、
コンセプトを突き詰める教え方をする学校が多かったのと、
気づいたら女子美時代に作っていた作品が中世ヨーロッパで、
イギリスの文化に影響されたものが多かったこともありました。
日本は服を作り込む知識はすごく勉強できると思うのですが、
そういった実績を元にもうちょっとクリエイティヴな自分らしいアイディアを
服に落とし込むにはどうしたらいいかというようなことを
一年間学ばせていただきました。
そこで帰ってくる予定だったのですが、
どうしても自分の集大成のコレクションを達成して
ロンドンで働きたいと思いが強くなり、
お願いをして大学院に行かせて貰いました。
テキスタイルは独学で、ブランドにテキスタイルを含めることは
考えていなかったのですが、卒業制作で運良く、
ロンドンのファッションウィークに参加させていただき、
その時にテキスタイルを注目していただけて、今のカタチになりました。
まだまだ突き詰めなければと思っています。

—ブランドのコンセプトである「驚異の部屋」に行き着いたのは
どういう経緯なのですか?

大学院でコンセプトからすべてリサーチして、
ひとつのブランドのコレクションに突き詰める課題だったんですが、
その時にイギリスの風景庭園をテーマとして選び、
そこからいろいろ突き詰めていったときに
いろいろな国から輸入してきたものを集めて
保存する文化があることに気づかされました。
16,17世紀、特に大航海時代と呼ばれる時代に、
ヨーロッパを中心に探検家がいろいろな国の見たこともないものを発見し、
収集してきたものを小さな部屋に保存していたそうです。
その中には植物、絵画、民芸品、剥製、楽器
沢山の見た事もの無い物が収集されていたようです。
その中のひとつに植物もあり、植物や花々をイギリスの土地に植えなおし、
改良して、独自の庭園に仕上げたキューガーデンや
押花や種を標本にして何百冊と貯蔵している自然史博物館が今でも鑑賞できます。
専門家の人しか中に入ることができないところもあるのですが、
それでも自然史博物館の図書館には貴重な200年前の手描きの標本があって
とても刺激になりました。

世界中から集めて来た不可思議な物は実際にはオリジナルではなく、
研究過程を経て作り替えたもので、
自然物だけれども人工物で、美しさの中に奇妙さや、
皮肉めいたものを持っていることに魅力を感じました。
花ならば花、鳥ならば鳥、というイメージを作るのではなくて、
私なりに作り替えたものをテキスタイルで表現しよう思うようになりました。

—西山さんが人工物を作り上げて、驚異の部屋をつくるということなんですね!
具体的にはどのようにして作られているのですか?

まずは図鑑などの資料から、いろいろな部位を切り抜いてコラージュして
不思議な空想の図鑑みたいなものをつくるんです。
なので、ほんとに怖い感じのものがあったりもします。
そしてそのコラージュを自分で描きなおします。

—ハンカチを制作する際に、データで見せていただいたのですが、
本当に緻密で繊細で不思議で美しくて…どんどん引込まれていきました。
拡大をして、じっくり眺めたり…これはある意味、私の特権ですね。
こんなことをいってしまうのは元も子もないことなんですが、
布にプリントすると繊細がゆえにどうしても
表現できない部分がでてきてしまうのが悔しく感じてしまいました。
この凄さをみんなに見てほしいー!という気持ちです。
このような緻密で繊細な画風は昔からなんですか?

標本をみるようになってからですね。
かなりの時間を学生時代は費やしていましたね。
空想でもリアルに描きたいというところがあります。

—その空想の図鑑のものたちには名前が付いているんですか?

それも最終目標のひとつですね。
最初の頃につくった花とキノコには名前がついているのですが、
学名などを調べて適した名前をつけるのもかなり忍耐力のいる大変な作業で…

—名前が付いているものもあるんですね!
西山さんの空想図鑑にとてもとても興味があります。
いつか拝見させていただきたいです。

—ちなみに今日のお召し物は西山さんのデザインですか?

スカートは古着で、上は実は小学生の時に着ていたものなんです 笑
すごくおっきい小学生で今と身長が1cmくらいしか変わらなかったんです。
小学生のときは背が低い人が腰に手をあてるポーズがうらやましかったんですが、
中学生からどんどんみんなに背を越されていくのはショックでしたね 笑

—えーーー!笑
違うかなとは思ったのですが、花柄だったので一応聞いてみたのですが、
まさかのお答えでした。

—H TOKYO/swimmieを知ったきっかけは何ですか?

H TOKYOでハンカチをつくられている赤塚桂子さんに紹介していただきました。
赤塚さんとは私が大学生の時に友人が赤塚さんの事務所で
アルバイトをしていたことがきっかけで知り合いました。
それから時間が経ち、私がロンドンにいることもあり、
なかなかお会いする機会がなく、
SNS上で連絡をとったりしてはいたのですが、
ようやく久々にお会いしたときにH TOKYOのことを聞きました。

—ハンカチのデザインはどのように考えていただいたのですか?

最初はH TOKYOをご紹介いただいていたので、
「Equatorial Camouflage」は男性向けを意識して考えた柄です。
ダークなカラーでトーンをおとしているのと
その時トレンドだったカモフラージュっぽく仕上げました。

Equatorial Camoflauge

「herbarium garland」は花というテーマをいただいたので、
四角形をどう生かすかということを考えて
花畑にいるような雰囲気につくりたいなと思いました。
最終的なイメージはタイトルの通り花冠になりました。

herbarium garland

—今後はどんな展開をされていくのですか?

3月にはパリでのコレクションを控えています。
最終的にはライフスタイルも含めたブランドにしていきたいので、
カップとかクッションとかライフスタイルの小物系も挑戦したいと思っています。
小さくてもいいので商品を直接手にとっていただける
衣食住が体感できるようなお店も作れたらいいなと思います。
洋服にしろクッションにしろ集めていくと
ひとつの驚異の部屋の博物館になればいいなと思います。

—西山さんの「驚異の部屋」に興味津々です!
これからも楽しみにしています。
ありがとうございました!

西山景子
テキスタイルデザイナー/ファッションデザイナー
東京生まれ
2008年女子美術大学ファッション造形科卒業後、アシスタントデザイナーを経て、
2013年2月ロンドンファッションウイークにてコレクション発表。
同年ロンドンカレッジオブファッション ファッションテクノロジー科修士課程修了。
現在ロンドンと東京を拠点にKEIKO NISHIYAMAとしてブランドを立ち上げ、
キャビネットオブキュリオーシティ(驚異の部屋)をテーマにコレクションを発表、活動中。